妙成寺(寿福院の菩提寺でもあります)五重塔
妙成寺は北陸における日蓮宗の本山です。700有余年前の永仁2年(1294)
日蓮聖人の弟子日像聖人の建立とされる。今の重要文化財10棟(昭和25年以前は国宝)に
指定されておるものは、加賀前田家初代から五代に亘って造営されたもので、殊に三代利常公
(幼名猿千代)は生母寿福院の菩提所として本堂、祖師堂、五重塔などをつくり、前田家御用大工
坂上又三郎親子三代に亘って桃山時代の雄渾華麗な面を建築上遺憾なく発揮しているといわれる。
(妙成寺由緒より抜粋)
慶長19年(1614)三代藩主前田利常公の帰依により
前田家御用大工坂上又三郎を棟梁として建立された。
国の重要文化財10棟(昭和25年以前は国宝)の一つ
右は寿福院の墓、(三代藩主前田利常の生母)、と左写真は利常の長女、浩妙院の墓
寿福院は利家の側室(千代保、始めは「まつ」の侍女)で、「まつ、後の芳春院」が
人質として徳川家にとらわれて帰ることが許されず、寿福院は自ら身代わりとなって江
戸に赴き、芳春院は14年ぶりに金沢に戻ることが出来た。
加賀騒動は伊達、黒田騒動と並び、日本三騒動といわれ、
歌舞伎や講談などの題材になりました。
菱櫓と五十間長屋,
この建物の向うに百万石博会場があります。